浮気と夫婦

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60代女性より浮気調査の依頼をお受けいたしました。


お話をお伺いしますと、半年ほど前から旦那さんが夜間の帰宅、外泊が1ヶ月間で4日~6日程あるとの事。またお金の方も使い方があらくなり、隠された借金まで発覚しました。
依頼を受けご指定の日に調査を実施しますと、とあるアパートを突き止めました。
そこには若いアジア系女性の姿も確認。部屋を契約していたのは旦那さんでありました。

旦那さんは、自宅とアパートの2重生活をしており、仕事が終わるとまっすぐアパートへ向かい、深夜まで女性と過ごした後、自宅へ帰るか、面倒であれば泊まる。という生活を繰り返しておりました。

奥さんとしては仕事が忙しいのだろうと信じておりましたが、わずかな不安や違和感があり、それが的中してしまったという事です。

ご報告をした所、とても動揺しておりましたが、離婚や相手女性への慰謝料請求について今回は見送り、相手女性に対して弁護士を通じて通告書を作成し、これ以上の交際、連絡を禁止する旨を伝えました。

奥さんはこれからの老後に向けてコツコツ貯めていた貯金を全て、旦那さんの借金にあててしまい、またその借金が女性との交際のために作った借金である事に、とても落ち込んでおられ、一時はどうなるかと心配しましたが、少しずつ回復してきました。

離婚の意思が無い奥さんは、夫婦間の修復を望んでおり、これからどうしたらいいのかとご相談を受けました。

その時点では奥さんは旦那さんを責めたて、また旦那さんのご両親や身内にもその事実を伝え、旦那さんは周りから責められており、行き場を失っておりました。

その様な奥さんの行動は、夫婦関係を修復していく上では控えなくていはいけません。そして夫婦の問題なのだから、身内などには極力言わず最小限にするべきであり、できるだけ夫婦2人、当人同士で解決するべきなのです。

そして今は無理かもしれないが、もしも心に余裕が出てきたらでいいので、奥さんの「私も悪かったわ」の一言で夫婦の関係が回復することもあり、そして浮気を乗り越えた二人は、逆に今まで以上に深い夫婦の絆を取り戻したケースは、少なくないのです。

今回の件は、良好な夫婦関係を取り戻せる最大のチャンスであり、旦那さんに対してその言葉を伝えるには、今が一番効果のある時期であります。

今こそ奥さんの器の大きさ、懐の深さを旦那さんに思う存分見せつける時なのです。

それでも浮気を繰り返すようなら、旦那さんの心に響かないのであれば、その時に違う道も視野に入れて考えればいい。頑張ってみて下さい。

とアドバイスさせていただきました。

 

「私も悪かった・・・」

 

たとえ一方的に相手が悪くても、どんなに自分には非が無いと思ってもこの時にこの言葉を言えるかどうか、この気持ちを持てるかどうかで、その先のお二人の道が決まるものです。
ほとぼりが冷めてからでは効果は半減してしまいます。

 

雨降って地固まる。

 

夫婦の絆を試されている今、ぜひ頑張って欲しいですね。

 

 

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