TBSドラマ「リコカツ」に見る男女の心理

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現在、TBS系で金曜日22時から絶賛放送中の「リコカツ」。皆様、ご覧になられていますでしょうか?

私のお客様に聞くと、女性のお客様は、ほとんどの方がご覧になられているようです。

昨日、第7話が放送されたわけですが、ザックリ内容を申しますと、離婚を決めた夫婦が、その後の離婚までの心の移り変わり、そして周りの家族も次々と離婚する中での自分のパートナーへの気づき、そんな最中に他の異性からのアプローチがあったりなど、夫婦の繊細な心情の移り変わりを描いたドラマです。

そこに米津さんのソフトで優しいファルセット全開な優しい歌声が相まって、今一番人気なドラマと言っていいでしょう。

人間は死を意識するとその後の生活、考え方が変わると言います。それは夫婦、強いては男女間においても同じことが言えます。

終わりを意識すると、それまで嫌な部分しか見えなかったものが違って見える。

よく、さんざん嫌な思いばかりだったカップルが別れた途端、その人との思い出を振り返ると、いい思い出、素敵な思い出しか浮かばなかったりする。それと少し似ています。

私の所に相談にいらっしゃる方でも、どう考えても離婚した方がいいと思う方でも離婚に踏み切れずにいる。

浮気の証拠を手にしても行動に移せない。経済的な理由や子供の事を理由にしている方が多いですが、私から言わせれば、それは行動を起こせない自分に理由を付け、自分に言い訳している、この人と一緒にいなければならない理由があるから仕方なく、として先延ばししている様にしか見えません。

もちろん私はそこも理解し、その方のお考えを尊重しますが、「あー、まだ好きなんだな…」と心の中で思うことが多いのです。

「リコカツ」主題歌の米津玄師さん pale blue 歌詞の一文にこんな言葉があります。

私は、「いざその時を目の前にすると、急に現状を変えたくなくなる」という方に多々お目にかかります。

辛くてもそこにとどまる力が働いてしまう方です。よってそれまでの「離婚モード」「別れモード」の勢いとは打って変わってトーンダウンし、「様子を見てから…」「相手の出方を見てから…」となるわけです。そしてそのままつらい生活を何年も続けてしまう方もいらっしゃいます。

私は、その夫婦の背景は分かりません。どんな出会いだったのか、どんな楽しい生活があったのか。確かに今は、あの人は浮気をし、夫婦生活も冷え切っているかもしれません。

しかし、そんな人でもイイ所もたくさんあるでしょう。やさしい所もあるのでしょう。私は現在の切り取った部分しか知らないのです。なので悩んで、踏みとどまって、行動できなくて、決心できなくて当然だと思うのです。

周りから見れば「何でまだ一緒にいるの?」と言われるでしょう。友達に相談するたびに同じことを言われるでしょう。しかしそこには、損得だけでは解決できない「感情」というものがあるのを、私は理解したいと常日ごろから思うのです。

仮にそのことで、自分の人生を、そして時間を無駄にしてしまったとしても、それはそれであなたの人生、少し遠回りをしてしまう人生だと私は思うのです。

今の自分の気持ちに正直に、ゆっくりと、しかしできれば証拠を撮って3年以内に結論を出して頂きたいと思います。

米津玄師さん「Pale Blue」は、あさって5月31日先行配信です。

 

 

 

 

 

 

おまけ。冨岡さん以外で初めて聞きました。

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