A.原則的に調停委員の変更はできません。
実際に離婚調停に行ってみると、「話を聴いてもらえない」「相性が悪い気がする……」などと、調停委員に不満を覚える方もいらっしゃるかもしれません。
ところが、意見の食い違いや相性などによっての調停委員の変更は原則認められていません。
変更したところで、今度は相手側から変更を求められたらキリがないですよね。
丁寧に話を聴いてもらえないというのは、 辛いことだと思います。
そんなときは、話の仕方に工夫をしてみることをお勧めします。
もしかしたら、離婚したい理由を全部伝えたいばかりに、さまざまなエピソードが前後し、調停委員を混乱させてしまっているのかもしれないからです。
なぜ離婚したいと思うに至ったのか――効果的なエピソードをわかりやすく具体的に伝えることで、調停委員もあなたの主張を理解しやすく、良好な関係を築けるかもしれません。
ただ、明快な説明をするためには、エピソードの整理などの入念な準備が必要です。
弁護士など第三者に協力してもらうのも一手です。
また、調停委員の言動が誰から見ても目に余るものがある場合は、担当の書記官に相談してみてはいかがでしょうか。書記官から裁判官に話が伝わり、注意してくれるかもしれません。
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