A.様々な調査機関がありますので一概にはいえませんが、再婚をした人のうち、約5割の人が離婚をするといわれています(離婚経験が1回の人の場合)。2組のうち1組は再び別れている計算になります。
離婚は今や珍しいことではなく、初婚・再婚含めて、日本における離婚率は約36%と、実に全体の3組に1組は離婚しているとされています。
離婚経験が2回以上の人の離婚率は約7割というデータもあるそうなので、総じて初婚者より、離婚を複数回経験している人のほうが、離婚率が高い傾向にあると言えそうです。
その背景には、「初婚者のほうが、離婚に対するハードルを高く感じやすい」という理由があるかもしれません。
初婚者の中には、たとえ夫婦関係が破たんしていても、ぎりぎりまで我慢して結婚生活を続けようとする人もいます。
しかし、それでも我慢しきれずに破局してしまうと、それまで漠然と抱いていた離婚への不安がなくなり、「なんだ、こんなものか。我慢しなくてもよかった」と思う人もいるでしょう。
すると、次に再婚したときには、初婚のときよりも離婚へ向かうハードルが低くなってしまうというわけです。
一般的には、「子どもがいない若い夫婦のほうが離婚をしやすい」と考えられていますが、離婚経験が多い人ほど高くなっている離婚率を考えると、一概にそうとは言い切れないようです。
ホームへ戻る→