A.相手が納得すれば出来ます。相手が納得しない場合は離婚条件を譲歩することで折り合いをつける。もしくは最終手段として、とにかく別居をして別居期間を4~5年重ねたうえ、更に離婚条件を譲歩すれば可能でしょう。
相手が納得すれば何の条件もなく離婚できますが、人間が2人いれば2通りの考え方があり、なかなか思い通りにいかないものです。離婚したい理由は夫婦様々ですが、もう一緒に居るのも耐えられないと感じている人から、残りの人生で色んな経験を積みたい、離婚してもよき理解者として関わって欲しい、と前向きな理由の方もいます。
私が相談を多くいただくのは前者の方がほとんどであり、旦那が嫌いで見ているのもイヤ、同じ空気も吸いたくない、一緒の空間にも居たくない、生理的に無理、体が拒絶反応を起こす、とその嫌悪っぷりは結婚した相手とは思えないくらいであります。結婚当初はそんな思いは一切なかったはずなのに、この世で一番嫌いな相手になってしまうという皮肉なものです。
┃離婚の条件を譲歩して話し合う
さて、パートナーにこれと言って離婚を請求する要素が無い場合、あなたが嫌いだから離婚したいと言えば相手は納得するはずもありません。冷静に話し合う事が必要となり、離婚条件を譲歩する、相手にメリットを与えるという考えを持ちましょう。具体的にはお金、親権、などで相手に好条件を出すことです。
親権は渡すから、財産分与はいらないから、向こう〇年間は1ヶ月にこれだけ渡すからetc などその条件は夫婦により様々ですが、相手が納得するであろう条件を少しづつぶつけてみて進めることが大切です。例えるなら職場での早期退職に似ている所があります。
┃最終手段は強引な別居も
離婚事由の大きな要素の一つとして、「婚姻関係の破たん」があります。調停、裁判、弁護士などから「婚姻関係はすでに破たんしている」と見なされれば離婚はできます。そして「破たん」の代表的な状態が、「すでに別居をしていて別居期間が4~5年続いている」です。この既成事実を作るために別居を決行する方法です。強引に別居し何があっても帰らないことです。最低4年以上は必要でしょう。もっと言えば女性の場合は別居をして婚費をもらうなんてことも場合によって可能です。
┃別居する際の注意点
しかしこのやり方は、異性の存在を間違いなく疑われることとなりますので、身の回りの整理をしておくことが大切です。離婚を切り出したとたん疑いの目を向けられるのは間違いないので覚悟しておく事でしょう。向こう4~5年間に身辺調査や浮気調査をされても問題ない方が行ってください。
別居中に異性の存在がバレれた場合は夫、妻の立場は関係なく慰謝料を取られますし、あなたが夫なら裁判が長引き、いつまでも婚費を絞り取られることでしょう。別居期間も伸びてしまい、しばらく離婚できなくなってしまったり、離婚条件もかなり不利になることを覚悟して下さい。
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