調査中依頼者に見る、男女の行動の違い ~女性編~
さて、前回に引き続き、調査中の依頼者の行動についてお話いたします。
今回は女性の依頼者の行動についてですが、女性の場合は男性と違って、キチンと最後まで報告を待つ傾向にございます。
女性の場合は皆さん、探偵事務所に依頼する、もしくは電話で問い合わせする事に大変ためらいを感じます。
探偵事務所に対する不安や、探偵を依頼するという行為そのものに罪悪感を感じる方も少なくありません。
しかし、一旦依頼をしてしまえば、積極的になられる方が多いです。
例えば、「今、主人はどこにいますか!?」 と、とにかく朝から晩まで頻繁にご連絡をいただき、その都度一喜一憂されます。調査結果は変わらないので、こちらとしてはとても大変ですが、どうしても居てもたってもいられない方も稀にいらっしゃいます。
また、調査中の旦那さんに対する演技、例えば残業をねぎらう言葉や、泊りでの出張を促す行為、普段通りに接することができるなど、男性に比べて、とても自然にできるのも特徴の一つです。
そうする事により、旦那さんは安心して浮気をしてしまいます。
その間、心の中ではメラメラと感情を燃やし、怒りを沸々と溜めておられ、そして、ありとあらゆる制裁の方法を考えている方が多いのです。
この辺りが、依頼者における男性と女性の違いが、大きく表れている部分と感じます。
男性は、どちらかという奥さんや不倫相手に対して、 「すぐにでも話をしたい、文句を言いたい、そして一刻も早く結論を出したい」 という気持ちに対し、女性は 「調査後の自分の行動をどうするかに重点を置いている、じっくりと考える」 という所です。
女性の方のほうが、先を見据えている、冷静である、と言っていいかもしれません。感情をコントロールできる方も女性の方が多いです。
そして、女性の場合は、「クロ」の報告を調査途中で差し上げると、大いにして、浮気相手の女性に対しての身元調査や行動調査が追加されます。
嫉妬心やプライドも男性より強い傾向があるでしょう。相手女性の顔やスタイル、年齢や職業などを、とても知りたがります。調査に一緒について行きたい、この目で相手の顔を見たい、自分でも撮影したい、といった困った方も稀にいらっしゃいます。←とちぎ探偵事務所では現場への同行はお断りしております。
また、離婚を考えている女性は、調停になる事を想定して弁護士への依頼を検討されたり、提出する資料などをまとめたり、共有財産を調べたりと、同時進行で着々と準備を進める方が多いのです。
この時、数か月前、もしくは数年前から付けているという「旦那の日々の行動・発言の日記」を持っているという方も女性ならではです。
男性の方で、奥さんについての日記を付けているという人はめったにおりません。
このように、浮気調査の依頼者が男性か女性かによって大きく変わる傾向にある事は、お分かり頂けましたでしょうか?
あくまで私の感覚ですが、離婚話においては女性の方が一歩上手なのかもしれません。
女性の方におかれましては、 「ラブストーリーは突然に」 とは反対に 「離婚話は着々と」 となるわけです。
皆様、お気を付けあれ。
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