A.今では当たり前のようにスマートフォンや携帯にGPS機能がついているので、それを使って自分でご主人(奥さん)の足どりを追う方も増えてきました。そこで今回は、おすすめのGPS機器やそれぞれの特徴などをご紹介します。
まず、調査を始める際に、気になるのは「GPS追跡は違法ではないか?」という点ではないでしょうか。これについては心配無用です。家族が対象で、悪意がなく、不貞行為の調査目的ということであれば、違法とされることはありません。そもそも違法性があるのは不貞行為のほうなのですから、それを調べるためなら全く問題はありません。
しかし、浮気相手など第三者が対象となると話は変わりますので、そこはやめておいた方が賢明です。調査する相手が、第三者の場合は探偵事務所へ相談してみましょう。
GPS追跡機器にはさまざまなものがありますが、大きく3種類のタイプに分けられます。リアルタイムで居場所を特定できる「リアルタイムGPS」と、iPhoneをはじめとする「スマホ本体」、位置情報を記録しておいて、後で確認できる「GPSロガー」です。
GPSの精度は、全体的にはどんどん上がっていますが、製品によって異なります。誤差が1メートルのものから、50メートルのものまであります。また、GPS衛星からの距離を測ることで位置情報を特定するというものなので、当然、場所や環境にも影響されます。山や森林、建物の中、立体駐車場などでは、より誤差が生じてしまう可能性があります。
┃リアルタイムGPSの場合
「ご主人が今いる居場所を知りたい」という方は、「リアルタイムGPS」がおすすめです。GPS追跡機器から発信される位置情報を、携帯やスマートフォン、タブレット、パソコンで検索できます。怪しい行動をとり始めたとわかったら、近くへ行って尾行することもできます。
このリアルタイムGPSの入手方法をいくつかご紹介します。
・専用のGPS追跡機器をレンタルする
リアルタイムGPSの追跡機器は購入するには、それなりに高価なものなので、今回はレンタルも含めてご紹介します。GPSのレンタルはネットで簡単に申し込みができ、大体1週間で2万円程度、1か月で4万円程度が相場のようです。レンタル品のメリットはいくつかありますが、機器の使い方や不具合などの問い合わせに電話対応をしてくれることも大きな利点のひとつです。
個人的見解ですが、プロ仕様や探偵仕様とありますが、機能を全て使いきれないと思いますし、多機能の物はそれなりの大きさになりますので、1番安いタイプの物で十分だと思います。
≪とちぎ探偵事務所推奨、おすすめのGPSレンタル店その1 ⇒⇒ GPS ネクスト 秋葉原≫
≪とちぎ探偵事務所推奨、おすすめのGPSレンタル店 その2 ⇒⇒ サーチテック社≫
≪とちぎ探偵事務所推奨、おすすめのGPSレンタル店 その3 ⇒⇒ イチロク≫
・専用のGPS追跡機器を購入する
長く使用したい方はレンタルではなく購入した方が割安でしょう。購入のデメリットとしては、製品に個体差があることです。個体差とは具体的に製品の当たりハズレ。実際に購入して、すぐに使い物にならない物もございます。また、大手メーカーからは販売されていないため、ハズれた場合のアフターフォロー、故障した場合の保証などのサービスの質もあまり期待できません。その辺を承知で購入し、運悪くハズレを引いてしまった場合は、再度購入するくらいの気持ちで購入することをお勧めします。製品の個体差の心配や安定した性能を優先したい方は、レンタルの方が安心と言えるでしょう。レンタルの場合は、調子が悪い製品と判断されれば、交換に応じてくれます。
今回はなるべく安価で、実際に初めてお使いになった依頼者の方々の評判も比較的良いものをご紹介します。購入品①は1年間は使い放題で、2年目以降は料金を支払い、継続手続きが必要となります。購入品②は本体価格5千円前後、月々使用料480円、クレジットカードのみの支払いとなります。また、購入品②に似ている物は、最近では家電量販店の店頭でも見かけるようになりました。
ちなみに当事務所が実際に使用しているものは業務用となりますので、一般の方が購入する物とは大きく異なります。
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GPSを手にした皆さんは、「気が付けば1日中ひたすら監視してしまう」といった気持ちは分かりますが、検索をかければかけるほど、バッテリーの消耗が激しくなります。その分まめに充電しなくてはならなくなり、取付け、取外しの機会が増えますので、十分ご注意を。また、購入品②については常に稼働しているタイプですので、電池の持ちがあまり良くありませんが、使い勝手はかなりいいです。
・スマートフォンに追跡アプリを仕込む
ご主人のスマートフォンに追跡アプリをダウンロードできればと考える方もいらっしゃるでしょうが、無断でアプリをダウンロードすると犯罪となりますので 、ご自分のスマートフォンに追跡アプリをダウンロードしてご主人の荷物や車の中に忍ばせておく方法をとりましょう。 (過去記事参照 ⇒ 監視アプリについて)
┃「iPhoneを探す」を活用する場合
ご主人のスマートフォンがiPhoneであれば、「iPhoneを探す」または「iPhone Find」というアプリが既に入っていますので、これを活用する方法があります。現在iPhoneがある場所を地図上に表示することができます。パソコンからも検索できるので、あなた自身がiPhoneをお持ちでなくても大丈夫です。しかし、あらかじめご主人(奥さん)のApple IDとパスワードを調べておかなければならないので、難易度は高いでしょう。また、iPhoneの設定で「iPhoneを探す」がオフになっていたり、GPS機能がオフになっている場合は検索することができません。
こういったわずらわしさがあるため、一番のおすすめは、自分の名義でiPhoneを新規で契約してきましょう。一番安いもので結構です。請求書などが自宅に届くと問題な方は、友人や家族に協力してもらいます。自分のiPhoneを自分のiPhoneで探すといった方法をとります。
手順としては、あなたのiPhoneやiPadからアプリ「iPhoneを探す」、またはパソコン、スマホ(Win、AndroidでもOK)などで「iCloudサイト」を開き、Apple IDとパスワードでサインインします。ご主人(奥さん)のiPhoneの場合は、何度も間違えるとロックがかかってしまいますのでご注意を。
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iPhoneの使用する場合のデメリットとしては、まず高価なことでしょう。後になってスマホを使う予定がある方や、身内で使っていないiPhoneなどがある方はおすすめです。また、車外に取付けを予定している方は、機種によっては防水になっていない物もありますので、ビニールテープなどでしっかりと防水対策をしましょう。そして、各アプリの通知を全てオフにすることを最後までしっかりとチェックしましょう。
リアルタイムで相手の居場所がわかってしまう、とても便利なGPSだと思いますが、やはり一長一短があります。探偵などに浮気調査を依頼するよりは安くなりますが、四六時中見張っておかなければならない精神的負担もありますし、働いている方には難しいことではないでしょうか。時間に余裕がある方や、「自分で何が何でも証拠をつかみたい」と決心されている方には適しているかもしれません。
┃GPSロガーの場合
「今、どこにいるか」 はわかりませんが、「対象がいつ、どこにいたか」 の位置情報を記録しておき、後で確認することができる記録型GPSです。基本的に車両に設置します。こちらは、購入してしまえば自分の物になるので、リアルタイムGPSと比べてお手軽に入手できるのが大きなメリットでしょう。3,000円~2万円程度と安価で購入できるので、お財布の中身を気にせずに長期間にわたって調査ができますし、面倒な契約も必要ありません。(リアルタイムGPSは業者との契約が必要なことが多い)
後で回収して本体とパソコンをつなぎ、専用アプリを使用して、記録を取り出す必要があるので少し面倒ですが、記録していた期間のご主人の行動・予定と照らし合わせれば、嘘を見破ることができます。多少の誤差はありますが、停車時間、どの道を通ったのか、走行速度まで分かりますので、浮気相手との密会場所を突き止めることも可能です。また、車両が一定時間動きが無い場合はスリープ状態となり、バッテリーを節約してくれますので、およそ1週間~10日間は記録してくれます。逆に頻繁に行動する車両に取り付ければ、その分記録日数が短くなります。比較的安価なため、本格的に調べたい方は2台以上購入して、充電交換しながらの使用もいいかと思います。
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磁石の付いた本体を入れるケースなども一緒に売られていますが、100円ショップで揃う材料で十分代用できます。
※比較的2~3ヶ月で壊れます。とちぎ探偵事務所ではロガーを使う機会は少ないですが、使用する場合は一回の調査で使い捨てます。
<使用する際の注意点>
GPS追跡機器を扱う際にいちばん注意しなければいけないことは、機器の取り付け・回収や、追跡アプリを仕込んだりする際に、相手に見つからないように気をつけることです。もし、GPSで追跡していることが相手に気づかれてしまった場合、勝手に処分、または壊されてしまう可能性もあります。その際、レンタルした機器を使っていたとしたら、高額なものであればあるほど、修理代・弁償代が高くついてしまいます。また、ご主人も、GPSを使われていることを知ったことで、それまで以上に慎重に行動するようになり、水面下で浮気が進んでしまうという事態に陥ることが考えられます。そうなると、それ以上の調査をプロの探偵に依頼するとしても、浮気相手となかなか会ってくれないなど何かと厄介です。
それでも、浮気をしているかどうか調べるツールとしては優秀なものであることは間違いありません。離婚協議を有利に進めたい場合も効果的かもしれません。ただ、「裁判などでも有力となる証拠を集めたい」ということであれば、GPSで追跡するだけでは証拠として認められませんので、実際の浮気現場を写真や映像に収める必要があります。GPSでは浮気相手を一緒にいたかどうか証明することができないため、いくらでも言い訳ができるからです。(過去記事参照⇒⇒GPSが証拠にならない理由)
GPSは尾行をする際のお助けツールとしては役立つものなので、証拠をつかむための下準備として利用するといいかもしれません。(過去記事参照 ⇒⇒ 不貞の証拠について)
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